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医大サービスとは

1. はじめに

株式会社 大阪医大サービス(以下、大阪医大サービスとします)は平成10年12月に設立され、現在皆さんのご理解も賜り、業績もまず順調に進展しております。
今後とも、大阪医大サービスが本学の様々な業務を積極的に代行し、その事業収益を本学に還元することで、これからの本学の財政基盤を確固たるものになるよう、少しでもお役に立ちたいと考えております。
その観点から、大阪医大サービスの業務活動を更に本格稼働させる意味で、ここで今一度大阪医大サービスの設立意義などの基本コンセプトを、皆さんにお示し、大阪医大サービス事業への皆さんのご参加と一層のご協力をお願いする次第です。
なお、今後の大阪医大サービスの事業活動については、学校法人大阪医科大学も強力なバックアップ体制を取って頂くことになっております。

2. 大学ならびに病院を取り巻く現在の情勢と今後の方向性

大学や病院を取り巻く環境、また社会の考え方は、皆さんご承知のとおり、いまや大きく変わってきています。「何が変わってきたのか」その大変革の要素の一つ一つをお話します。

  1. 大変革期を迎えた大学と病院運営
    国や地方自治体の財政再建、効率化行政、また聖域なき構造改革の最中、いまや公的機関も「護送船団方式」から「自由競争時代」にさらされており、今後大学や病院といえども、市場競争原理下では「勝ち組」「負け組」の二極分化が一層鮮明となります。
    色々な過保護に慣れてしまい「まだまだ大丈夫など」と、タカをくくり安穏としていますと、いつしか気付いた時には、大学や病院でも、取り返しの付かない事態(=「負け組」に入る)に陥ってしまう可能性が大きいのです。
    そんな厳しい競争環境の中で、将来に渡って生き残るだけでなく勝ち残って行くためには、特色のある個性が輝く大学・病院づくり、いわゆる「独自性」が、絶対に必要な条件となってきます。
    その特色ある個性づくりには、従来の大学や病院には欠けていたと思われる『経営感覚の導入』が必須です。経営、マネージメントというのは、特に企業だけのものではなく、どんな組織にも必要なものです。それにいち早く気付いて、他とは違う仕組みや考え方を導入した大学や病院こそ、またそのような「組織づくり」をいち早く行った大学や病院こそ、これからの「勝ち組」になれると思います。
    それにはまず 『お客さまという視点があるか』がキーワードです。従来の考え方は『医療はサービス業である』という観点が欠落しがちでした。「患者さん、学生さんがおられるから経営として成り立つ」という意識が改めて必要と思われます。
    ちなみに、わが国の患者さんの意識調査をしますと「サービス業としての医療満足度は先進国中で最下位」という、寂しい回答結果すらあります。
    また「お客さま」というのは決して患者さんだけではなくて、大学や病院に関わるすべての人たち、そんな皆さん方に本当に価値ある、必要なものを提供していけるサービスができるかどうか。その考え方が、これからの生き残りを懸けて、重要なポイントになってきます。
  2. 財政基盤の強化と安定
    良い大学・病院づくりの一つの大事な要素として『財政基盤の確立』があります。大学・病院を取り巻く環境が激変している最中、その変化に柔軟に応えられる財務体質を作らなければなりません。
    また教職員の「仕事の生産性」を高めていき、無駄なコストを排除した分、新しいサービスに振り向けていく発想が必要です。この考え方は他の産業であれば、随分以前から行っていることですが、医療・教育・公共の現場でも、今後の情勢を考え合わせますと、それを無視した組織は競争に負けて、淘汰されることになりかねません。
    加えて財政基盤を強化安定させるためには、利益を生み出すシステムづくりが大切です。決して偶然性に依存するのではなく、収益を稼ぎ出せるように、身の回りにある色々な環境を、ビジネスチャンスに組み立てて行かなければなりません。
  3. 外部資金導入の機会減少と収益事業収入の重要性
    外部資金とは、補助金収入、寄附金収入、資産運用収入、収益事業収入などを言います。
    補助金収入は、国及び地方自治体から入る収入ですが、国や地方財政の税収枯渇で減額傾向にあります。今後とも、当面の国や地方の財政状態を考えると、補助金がなお一層カットされることは必至です。
    寄附金収入は、最近の経済環境を反映して、寄附する側の財布のヒモも硬くなってきており、従来のような収入を見込むのは中々困難な状況です。
    資産運用収入は、手持資金の金融機関などでの運用ですが、長引く超低金利時代のため、安定的かつ確実に収益を上げるのは容易でありません。
    最後に残された収入確保の機会が収益事業収入で、これは、現状大学や病院で動いている物品、並びに所有している物件を、商売チャンスの対象として最大限に有効活用し収入増を実現するもので、この分野は未開拓の部分も多く、今後に期待ができます。

3. 大阪医大サービスの設立目的

  1. 学校法人への財政効果
    将来に渡り、大学が優れた教育や研究を行い、そして病院が良質の医療を実施し、また教職員が毎日安心して仕事に専念できる場所であるためには、前述のとおり、学校法人の財政基盤が安定していることが大きなポイントです。
    そのためには、学校法人が、例えば補助金収入が零となっても存続できるくらいの自主独立型の財政基盤を確立させる必要があります。
    しかし収益事業を、学校法人と同じ考え方で行うことは現実問題としては難しく、やはり別法人を設置して行う選択が望ましいと思われます。
    また学校法人として収益事業活動を行うには制約もありますが、別会社の事業法人であれば、多種多様な事業展開が可能となり、そこで上げた収益を学校法人に寄附という形で還元すれば、学校法人の財政基盤確立に大きな威力を発揮し、結果的に、学校法人全体の財務体質強化が図れます。
  2. 事業収入による外部資金の導入
    前述しましたように、これからは事業収入による外部資金の導入が、ますます重要な資金源となってきます。それには、大学や病院内で動いている物品、また学校が保有する不動産などの物件を、色々な面で有効活用していくことが大切です。
    考えて見ますと、大学や病院には社会の縮図ともいうべき、あらゆる面での生活の営みに関する、物の流れとサービスの流れがあり、また人の流れの面でも、本学と病院には、一日当たり6000~7000人の人たちが生活しています。
    これほど多くの人が、様々な場面で、ここに生活しているのですから、その人たちに『より良いサービスと快適な空間を提供する』ことが私たちの使命です。そのためには本学の資産をより良く活用し、またより良い品物を提供することが求められ、それを実行することがサービス向上となって、結果的に収益アップに繋がれば一挙両得です。
  3. 物流コストの外部流失回避
    経営の鉄則で『入るを計り、出ずるを制する』という言葉があります。
    収入の考え方は前述のとおりですが、次に考えなければならないのが「いかに支出面を外部に出さず、逆にそれを内部留保していくか」ということです。
    そのためには、大学や病院内の物流とサービス業務を大阪医大サービスが請負い、大阪医大サービスが物品の一括購入や運営、また管理業務を一括委託することで、外部への資金流失の削減が可能となります。即ち、物品購入や業務委託の際、大阪医大サービスが一括契約に絡むことで、大阪医大サービスは今まで以上に安く調達することを工夫し、契約も有利に進めさせることを考えていきます。なぜなら大阪医大サービスには調達や営業のプロがおり、それを実現する使命が課せられるからです。
    また一括購入や一括外注による業務の集中と委託によって、学校法人組織の簡素化が図れ、結果的に、教職員が本来の業務への回帰と集中が可能となります。
  4. 経費スリム化の実現
    学校法人で担当している業務を大阪医大サービスに委託することで、一層の経費削減を図ることができます。
    その理由は、一般会社である大阪医大サービスの方が一層市場の競争原理にさらされますので、高度な経営マインドをもって業務に対応する必要があり、よってコスト意識の徹底が求められ、学校法人本体が行っていた以上の経費削減努力が求められます。その結果、従来以上の経費スリム化の実現が可能となります。

4. 大阪医大サービスの事業内容

大阪医大サービスは、事業会社として、大学や病院の様々なサービスと物流業務に携われるように、会社定款を定めてあります。
現状行っている事業、また今後実施を検討していく業務活動は、以下のとおりです。

1.現在行っている事業

売店経営
コンビニ経営(ファミリーマート)、医療売店
給食運営
一般向けレストラン経営、教職員・学生食堂、大阪薬科大学食堂、高槻高等学校食堂
飲料自動販売機管理
損害保険代理店
東京海上日動火災保険、AIU、三井住友海上火災保険の代理店
不動産仲介、下宿紹介斡旋
阪急不動産、近鉄不動産、長谷工、長谷工アーベスト、千里ハウジング
三島コーポレーション、ユニヴ・ライブ、共立メンテナンス
各種カルチャースクールへの斡旋
ECC、高槻自動車学校
雑誌・書籍の編集・出版、ホームページ作成の斡旋
知人社
大阪医科大学医学会事務局の運営
春季・秋季学術講演会、医学会雑誌の発行
人材派遣
大阪医科大学並びに一般企業への長期・短期の派遣
各種コンサルタント業務並びに情報の収集及び提供
医療機器、医療用具の販売、レンタル及びリース業
大阪医科大学並びに一般病院への高度医療機器の販売等
附属病院内の床頭台・TV・冷蔵庫・ランドリーの管理運営

学内の業務についてはこちらをご覧下さい。

2.当面検討していく事業

不動産管理
ワンルームマンションの経営など
建物のメンテナンス
清掃、警備保全、受付案内、植木・庭園管理など
駐車場管理
北門大駐車場など
大学・病院内施設の貸し出し

3.更に将来的に検討していく事業

医療物品一括調達
薬品、医療用機材、その他機器など
事務用品一括調達
印刷物、コピー紙・トナー、カルテ・伝票の帳票類、文具類など
書籍購入(直接担当)
学内での図書購入、図書館の書籍購入など
各種学会のイベントの運営
会場・宿泊の手配から、司会・アルバイトの手配まで

本学や本院には、社会の縮図とも云うべき、人間生活の色々な生業に関わる状況があるわけですから、この他にも、療養・生活・仕事がしやすく、かつ経営として成り立つ業務は、今後更に当社業務に組み入れていきたいと考えています。

大阪医大サービスからのお願い

「大阪医大サービスが事業会社として成功するか否か」は、ひとえに『皆さんとの協力・協調体制』が得られるかどうかに掛かっている、と言っても過言ではありません。
なぜなら、大阪医大サービスの事業基盤の大半は本学と本院が対象となりますので、今後大阪医大サービスを皆さん方が全面的に利活用して頂かなければ、経営として維持できません。
つまり、大阪医大サービスは学校法人の一員であって、いつも両者が協力体制と協調体制を築き上げてこそ、大阪医大サービスは存続します。
それは、皆さんとの十分なコンセンサスが得られて、始めて事業が軌道に乗るわけです。これからも皆さんが、この点を十分にご理解頂き、是非とも成功の道を歩みたいと考えています。

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